ロータリーには、いつも…

ロータリークラブ インターナショナル会長 オラインカ・ハキーム・ババロラ

ロータリーには、いつも予想外の一面があります。
向かい側に座っていた見知らぬ人が、生涯の友になるなんて、本当に驚きです。ある地域での小さなプロジェクトが、思いもよらない形で波及していく様子にも驚かされます。そして、ロータリーによって最も大きく変わったのは…実はあなた自身だということを知れば、きっと驚かれることでしょう。
だからこそ、今年は私たち自身が内なる変化を受け入れ、未来を見据え、「持続可能なインパクトを生み出す」ことが求められています。
さて、この言葉がどういう意味なのか、明確にしておきたいと思います。
変化は始まりに過ぎません。インパクトこそが永続するのです。
私たちは、あらゆるプロジェクトの長期的なインパクトについて考えなければなりません。
新しい水道システムの構築は、地域社会の長期的な健全性にどのように貢献できるか。住民は、ほかの地域でも水道システムを築くのを手助けできるか。新しい教室は、この地域の教育を改善するためのより広範な戦略の一環として、どのように位置づけられるか。
まさに、こういった考え方が必要なのです。

 

インパクトを重視する…

ロータリークラブ インターナショナル会長 オラインカ・ハキーム・ババロラ

インパクトを重視する一方で、私たちの行動が平和構築にどのように貢献できるかについても考慮しなければなりません。
平和は偶然に訪れるものではなく、慎重かつ戦略的に構築されなければなりません。
今後のプロジェクトを計画する際は、次のように自問してみてください:
「こうすることでどのように平和の条件が整うのか」。「積極的平和の柱」をご参照いただき、私たちのあらゆる活動を通じて、いかにして世界を平和へと一歩近づけることができるかをご確認ください。

地域社会や世界に変化がもたらされるほど、あなた自身も変わっていくでしょう。これまで手がけてきたプロジェクトや、調達した資金について話すだけではいけません。
ロータリーがあなたの人格形成にどのようなインパクトを与えたか、人びとに伝えてください。
そうした個人的な体験談は、新たな扉を開き、新入会員のやる気を引き出し、私たち全員がなぜここにいるのかを改めて思い出させてくれます。

 

ストーリーテリングは…

ロータリークラブ インターナショナル会長 オラインカ・ハキーム・ババロラ

ストーリーテリングは、新会員の勧誘やファンドレイジングにも非常に有効な手段です。
ポリオを根絶し、平和を広め、世界に持続可能なインパクトをもたらすためには、私たちに賛同してくれるより多くの人たち、そしてさらなるリソースが必要です。
私たちは、2030年までにロータリアン数を125万人、ローターアクター数を125,000人以上に増やすという目標を掲げています。これは、ロータリーの125周年を記念する年に合わせて設定された目標です。

クラブの会員と集まり、ここ数年の成果を振り返ってみてください。
最高の達成があった年度を見つけてください。
それは、新会員数が一番多かった年度かもしれませんし、ファンドレイジングが最高額に達した年度かもしれません。
また、今でも地域社会で話題になっているプロジェクトを行った年度かもしれません。
これらの最高の年度の記録を超えていただきたいのです。

こうした取り組みをはじめ、さまざまな方法で、私たちは世界中、地域社会、そして私たち自身に、「持続可能なインパクトを生み出す」ことができるでしょう。

皆さんの活動に、心から感謝いたします。さっそく活動を開始しましょう。


2026-27年度国際ロータリー会長
 オラインカ・ハキーム・ババロラ


プロフィール

ロータリークラブ インターナショナル会長 オラインカ・ハキーム・ババロラ

1988年に大学で工学の学位を取得。シェルPLCで要職を歴任するなど、石油・ガス業界で25年間勤務し、4大陸でプロジェクトを実施。 リビエラ・テクニカル・サービス社(石油・ガスインフラ供給会社)とリード・アンド・チェンジ・コンサルティング社(管理職コーチングと組織業績アドバイザーグループ)の2社を設立。

ババロラ氏が所属する専門職団体には、ナイジェリア技術者協会、ナイジェリア安全専門家協会、変革管理専門家協会などがある。経済・社会政策について政府に意見を提供する、故郷イバダン市の組織「ジェリコ・ビジネスメン・クラブ」のメンバーとなっている。

ローターアクターとして10年間活動し、1994年からはトランス・アマディ・ロータリークラブの会員。2011-12年度に地区ガバナー、2018-20年度にRI理事、2019-20年度に副会長を務めた。2017-23年度にEnd Polio Now:歴史をつくるカウントダウンキャンペーン委員会(2017-20年度副委員長)、2013年~現在はナイジェリア・ポリオプラス委員会(2016年~現在アドバイザー)での役職を歴任。

妻プレバさんと共にポート・ハーコート市に在住。冠名基金とアーチ・クランフ・ソサエティを通じてロータリー財団を支援。シェルターボックスUKの評議員としてボランティア活動も行っている。 ポリオのない世界のための地域奉仕賞、RI超我の奉仕賞、ロータリー財団功労表彰状を受賞。